付加価値と労働分配率

2011.11.11

なぜ、給料は社員の稼ぎによって決まるのか。まず、付加価値と労働分配率という考え方から見てみよう。付加価値とは。付加価値の算出には各種の方法があるが、代表的な二法をあげてみよう。第一法は、日銀方式といわれるもので、次式のように、各要素を加算して算出する。参考までにいえば、人件費は経営者および労働者に、金融費用は資本家に、賃借料は地主に、租税公課は社会への、それぞれの還元付加価値という考え方が一般的である。

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第二法は、中小企業庁の方式で、次式のように、売上から外部購入価値と呼ばれる項目を控除して算出する。このように、付加価値の考え方にはいろいろあるが、建設業においては、実務上便利と思われるつぎの方法をおすすめしたい。この場合、粗(アラ)付加価値と呼んでいるのが一般的である。土木や舗装等で重機等のウェイトが高い場合は、それらの経費をさらに控除するのもひとつの方法である。この差引き分をまとめて外部購入価値と呼ぶ。実用上大切なことは、計算式を云々するよりも、同じ方式で各年度を比較することである。要約すれば、次式のようになり、粗付加価値とは、それぞれの企業が、自分たちの企業努力によって生み出した価値あるいは正味の稼ぎ高ということになる。