小さい頃仲のいい従姉が住んでいる公団住宅に遊びに行った。田舎暮らしだった私にとって都会の団地に住んでいることはあこがれであった。広い敷地に何棟も建つ団地の中から従姉の住む棟を見つけるのが楽しみだった。何号棟の何号室かということを暗記していたほどだ。部屋を見つけて階段を登り、ピンポンを鳴らすとあの鉄製の重い玄関ドアが開く。中へ入れてもらい、ベランダに出ると眺めがいいこと。平屋建ての我が家では見られない光景だ。
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また、楽しかったのがすぐそばに広場や公園があって、いつでも遊べること。遊具もたくさんあるので、どれで遊ぼうかワクワクしたものだ。従姉とはブランコの押しあいっこをしたりした。また商店街やスーパーが目の前にあるのもうらやましかった。やはり団地は人がたくさん住むひとつの街として便利につくられている。