最大手の積水ハウスが大阪に本社を置くトーヨド建設を傘下に入れ、平成元年六月に社名を「積水ハウス木造」に変更している。トーヨド建設は年間五二〇戸の建設実績があるが、さっそく展示場展開を積極化して、平成二年一月期には九四〇戸、売上高二一○億円を目標にしている。積水ハウスに次いでは、旭化成が在来工法とは呼んでいないが、軸組木造に進出することを宣言している。これも私の予測にすぎないが、両者に続いてプレハブあるいは2×4業界から続々と在来工法業界になだれ込んでくるのではないか。
総社市の中古一戸建て
松阪市の中古一戸建て
菊池市の中古一戸建て
鹿嶋市の中古一戸建て
三木市の中古一戸建て
ユーザーにとっては、在来もプレハブも2×4もそれほど差異を認めていない。どの工法も部品化住宅、部品の集積という点ではなんら変わるところがない。まして住宅に対するニーズが多様化しているのであるから、「わが社は2×4専業」とか「プレハブしか供給していない」などと悠長に構えていられない。そう考えるのであれば、従来のように工法を境界線とした業界地図などというものは必要なくなる。すなわちプレハブのシェア、あるいは2×4のシェアというよりも、現実には「積水ハウスのシェア」「三井ホームのシェア」へと実態は変わってきている、と考えたほうがいいのではないだろうか。工法間の争いからメーカーブランドの争いへと移り変わってきた。そう見たほうが業界の実態が見えやすいのである。いずれにせよ、在来工法が聖域ではなくなったことだけは確かである。