今後のコア型市場では、この高回転・スピード重視経営モデルは通用しない。その理由は、(1)転売差益が小さいこと、(2)競合が増加し、見せかけだけのバリューアップでは差別化できないこと、(3)単純転売目的の投資案件では融資が得られないことにある。不動産流動化プレイヤーの最大の経営課題は、自社の付加価値を定義し、実践することである。付加価値のある投資案件の例としては、開発型案件、難ありバリューアップ案件などが挙げられる。
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ただし、優良案件の開発は大手プレイヤーと競合するため難しく、特定プレイヤーのみが手がけられるバリューアップ案件はそれほど多くはないであろう。そのように考えると、不動産流動化プレイヤーこそがコアアセット創出戦略の担い手となるべきであろう。ユーザーニーズが低く、投資適格とならない複数の不動産を取りまとめて再開発していくべきである。自社単独で手がけるスキーム以外に、大手プレイヤーと連携してコアアセットを創出していく戦略も選択肢となろう。