ジンクを大型にしても、幅20cm弱のステンレスの置き板を左右どちらかに設置しており、実際にジンクとして使える幅は70〜80cm程度です。しかも、ステンレスの置き板と流し台の天板(カウンタートップ)は平らにならず、1cm程度の段差があるのも使いづらい要閃となったのです。ここで、キッチンの設計に関する私の失敗談をひとつ。15年ぐらい前、高級マンションを設計した時のことです。キッチンを豪華に見せるため、天板に天然御影石を採用しました。
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ところが、マイセンの食器やバカラのグラスを毎日の食事に使っていた方が、その高価な皿やグラスを流し台の上にポンと乗せたら割れてしまったのです。天然御影石はとても硬いため、皿やグラスは丁寧にゆっくり置かないと割れてしまうのです。その方は、有料でいいから天板をもう少し硬度の低い人造大理石に変えてほしいと言われました。その後、私は高級マンションでも、キッチンの天板には人造大理石を使うようになりました。これも、見かけより使いやすさが大事な一例といえるでしょう。