結露が大きな問題になり始めたのは?

2011.10.21

日本で建築物の結露が大きな問題になり始めたのは、昭和四十年代になってアルミサッシが普及してからのことです。すき間風の入る木枠の窓が密閉性の高いアルミサッシに取って代わり、断熱材が使われるようになって、住宅の気密性が高まりました。暖房も発達し、住み心地は格段によくなりました。しかしその一方で、結露という新たな問題が起こってきたのです。好むと好まざるとにかかわらず十分な自然換気ができていた昔の家に比べると、現代の家は魔法瓶のようなもの。

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自然換気の回数が減り、湿気の逃げ場をふさぐことになりました。室内の造りも柱や梁を壁の中に隠してしまう「大壁造り」が増え、壁体内結露という問題も起きてきました。近年は、高気密化に伴って、住宅の化学物質汚染の問題がクローズアップされています。ビニールクロス、合板、接着剤、塗料など、現代の住宅の内装に使われる材料の多くが、揮発性の化学物質を含んでいて、室内の空気を汚染していることが分かってきたからです。